タバコの禁煙に成功した方法

 

チャンピックス/飲む禁煙薬

チャンピックス(飲む禁煙薬)は、2008年4月から禁煙の治療に使えるようになったお薬です。どのようなメカニズムで、禁煙効果を上げるのでしょうか?

 

私たちがタバコを吸うと、ニコチンが肺の毛細血管を通して、血液中に吸収されます。そして、わずか数秒程度で、このニコチンは脳に到達して、ニコチン受容体と結合し、ドパミンという脳内物質が大量に放出されることになります。「タバコをやめられない」「タバコを吸いたくなってしまう」ことには、この現象が大いに関係していると言われています。

 

そこで、チャンピックス(一般名:バレニクリン)を、ドパミン受容体にあらかじめ結合させておくことで、ニコチンが作用した場合に比べて、およそ半分の量のドパミンを放出する作用があります。そうすることで禁断症状が抑えられ、喫煙しても満足感が得られなくなるために、喫煙の習慣に逆戻りすることが少なくなる、と考えられているのです。

 

チャンピックスは、医師による処方を受けなければなりません。ニコレットパッチなどに比べて効果が高いのですが、頭痛、吐き気などの副作用が表れるケースもありますし、禁煙することによってうつ状態などの精神症状が現れることもあります。

 

こういった心身の変化を、医師によって観察してもらいながら、禁煙を進めていくことになるのです。また、ニコレットパッチが使えない不整脈などをお持ちの人も、チャンピックスならば使用できる場合があり、医師に相談してみる価値はあるでしょう。

 

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